ども。
風邪が悪化し、左耳が中耳炎になってしまった担当ちゅんです。明日も通院、厳しいです。
本日は二足の草鞋の本務のほうで外勤となりました。とある学校から「パソコン室の先生用端末の電源がオンにならない」「起動はできても、授業支援ソフトが動かない」というSOSを受け、現場に急行したのでした。
話から察するに、どうも端末側のハード障害のような気がしたため、工具一式のほか、ディスクのクローンを作るための道具一式も持ちました。
現場に到着して、まずはPCの電源を押してみます。すると、元気よくWindows 7 が起動してしまい驚きます。私にSOSを送ってきた方は「そうですよ、別に端末は問題ないんですよ」といった表情で私を見ています。
では、授業支援ソフトはどうでしょう。とりあえず電源が入っていない状態の生徒用PCを一斉に起動させます。「カチャカチャ」と小気味よい音を立てながら、電源投入も問題ありません。例によって「そうですよ」という表情。では何が問題なのでしょう。
起動後、なぜか生徒用PCの画面には一斉に「ネットワークの場所の設定」画面が開いています。電源投入はできたものの、授業支援ソフト側から生徒用PCの画面を確認することができません。例によって(略)。
これってつまり、SOSの内容を私が取り違えていたということですね。
「パソコン室の先生用端末(の授業支援ソフト)から見た生徒用PCの画面がオンにならない」
「起動させることはできても、その後、授業支援機能を使うことができない」
こういうことだったのだろうと、そのとき初めて気がつきました。電話でのやり取りって恐ろしいですね。
でも、そうならばもう解決したも同然です。実は、数日前にこの学校のデフォルト・ゲートウェイ(ルータ)をアップグレードしたのですが、そのことが原因でネットワーク的には別のものとWindows側が認識してしまったのでしょう。そのため、新しいネットワークが作成されてしまい、ネットワークの場所の設定画面が表示されてしまったと。であれば、この画面で「社内ネットワーク」を選べば全てが解決するはずです。
全台、手作業で社内ネットワークを選んで、授業支援ソフトとの通信が確立されることを確認。SOSの方も「おおぉ~!」とようやく一安心のご様子。その画面上から一斉に電源オフできることを確認、再度電源を投入してみます。
すると、画面にはまたしても「ネットワークの場所の設定」が。
・・・そうです、学校によくありがちな「環境復元ソフト」が邪魔をして、設定変更を受け付けてくれなかったのです。というオチはつきましたが、ものの1時間ほどで任務終了となりました。
環境復元ソフトのパスワードをすんなり発見できて安心しました。
(投稿者:ちゅん)