5円玉も立派なツールです

ども。
とある学校にて写真を撮っていると「それ、今日のブログネタですか?」と図星を突かれた担当ちゅんです。

教室でWi-Fiを使いたいという相談を受け、現場の確認に向かいました。
学校というのは、後から配線を通すのが難しいと感じています。プロの業者さんであれば、コンクリート壁に穴を空けてでも配線するのでしょうけど、私たちにそれは無理です。どうしても、天井裏の隙間を狙ってLANを敷設する、いわゆる「転がし」という手法になります。

そうなれば、やはり探すのは「天井改め口(点検口)」です。次から次と空けてみては首を突っ込んできょろきょろ、「行ける!」とか「無理だ!」とか、傍から見れば「あの人たちは何をしてるんだ?」という状況でしょう。

そんなとき、よく使うツールが「5円玉」です。
改め口を空けるとき、金具をマイナスドライバーで回してロックを外す必要があるのですが、この金具に5円玉がぴったりなのです。
工具を持たずに現場に来てしまい、急遽改め口を空けなければならなくなった場合、おもむろに財布を取り出すというのが、この部署で会得した知恵です。

ちなみに、10円でも代用はききますが、100円だと厚みがあるのでNGの場合も。1円はアルミニウム素材なので強度に難ありです。5円玉は銅と亜鉛の合金(真鍮)なので、強度があり、こうした用途にも使えるのだと個人的には妙に納得しているのでした。
この仕事をしていて思うのですが、例えばマイナスドライバーなんてどこにでもあるだろうと高を括っていると、想像以上に無いものなのですよ。

作業風景
ほらね、ぴったりでしょ。

(投稿者:ちゅん)


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