セサミの小袋

ども。
本日、4月1日付け採用の職員が登庁され、我が部署から「新品の」ノートパソコンたちが無事に巣立って行きました。担当ちゅんです。

毎年のことながら、この時期はバタバタします。昨晩は4月1日付け人事異動の情報を反映するため、Active Directory の権限設定を行い、グループウェアの所属先情報を変更し、帰宅するころには退職者の送別会も既に終わっておりました。この時間に追われる感じ、なんだか久しぶりだなと思ったら、過去2年間、3月31日は週末で休庁日だったんですね。休日出勤で対応していた記憶が蘇ってきました。幸い、大きなトラブルも無く、無事に権限変更は終了しました。

日中は日中で来客ラッシュでした。退職された職員や転勤される教員から、PCがどんどん届きます。上司92氏はさながら「物品係」の様相で、にこやかにPCの受け取り作業に従事されていました。
夕方になりようやく一段落ついたところで、ふと物品に目をやると、どういうわけか「セキュリティワイヤ」の鍵がひと組見当たりません。終始、ガヤガヤとした中で過ごしていたので、誰が受けとったのか、はたまた返し忘れたものなのか、定かではありません。まずは、電話で旧持ち主に所在を確認してみました。

すると、どうやら犯人は私のようです。先方からは「ちゃんと返しましたよね!?鍵は黄色い袋に入れて渡しましたよ!」と怒られてしまったので、「ごめんなさい、バタバタしていて記憶に無いんです。どんな袋か教えてください」と聞いてみると、「セサミストリートの袋です!!」と、またしても叱られてしまいました。
しかし、いくら思い出そうとしても思い出せません。『黄色いセサミストリートの小袋』まで聞いても、一向に思い出せないのが情けないところです。

仕方が無いので「そのうち出てくるだろう」ということにし、その他の作業に没頭。ここで、最初の段落に書いた作業を、という流れでした。

ようやく全ての仕事が終わり、帰り仕度をはじめたとき、上司92氏が「あーっ!!」と声を出しました。「やっちまった、今日はまだ帰られないのか…」と覚悟を決めて振り向くと、その手にはなんと黄色い小袋が!さらに、よく見るとオレンジ色の陽気なヤツが描かれています。

「間違いない、これだ…」

ありえないことに、私のすぐ目の前のテーブルに堂々と置かれていました。しかも、私はその黄色いブツを何度も目撃していたにも関わらず、たいして気にも留めずにいたのです。まさに「灯台もと暗し」とはこのことです。少しだけ言い訳をすれば、セサミストリートの絵が描かれている面が下になっていましたが、まあそういう問題ではありませんよね。
言い換えれば、そのくらいバタバタとしていたということなのですが、もやもやした気持ちを新年度に持ち越さずに済んで、なんだかすごくスッキリしました。残業後でしたが、足取り軽やかに帰宅したのでした。

セサミの小袋


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