互換表示設定

ども。
大きな仕事のひとつが山場を迎えている担当ちゅんです。

さて、我が社では業務システムの動作を保証するため、これまでIE9を利用し続けてきました。セキュリティ的な話であれば、IE9はWindows 7と運命を共にしていて、Windows 7のサポート終了日である「2017年4月11日」まではメーカーからのセキュリティプログラムの提供が受けられるため、安心です。しかし、技術的にはそうもいかず、すでに古い仕様のブラウザであるめ、最新の技術を用いて作られたウェブサイトでは表示エラーがでます。先日からは、ついにGoogleまでもがIE9のサポートを終了してしまいました。

こうなると、いよいよ業務にも支障が出始めます。そんなわけで、現在、IE11の導入に関する実証実験を行っています。万が一、業務システムに影響があった場合の影響を評価し、最初はごく限られた端末のみに導入。そこで問題が出ないことを確認したら、もう少し範囲を広げ・・・といった具合で、徐々にIE11の範囲を広げていきます。

結局のところ、現段階ではIE11にしても大丈夫そうな感じです!
ポイントはやはり「互換表示設定」にありました。

業務システムによっては、ブラウザでアクセスすると動作が止まってしまったり、中には「ネットスケープではご利用いただけません」なんていう、とぼけたメッセージを出してくるものまで様々。でも、一様に互換表示設定で問題を解決できました。

この機能、IE11からは「非推奨」とされ、設定項目もすごく分かりづらい場所に追いやられてしまいましたが、設定自体は可能。しかも、グループポリシーで定義を配信することもできます。これを設定することでブラウザ内部の動作はIE7をシミュレートするとのことで、ほとんどの問題が解決できるのも納得です。
本来的に言えば、この対策は一時しのぎに過ぎず、最新のブラウザでも動作するシステムに入れ替えられれば一番良いのは言うまでもありません。でも、ブラウザが更新されるたびにシステムを入れ替えることくらい無駄なことってないよな~と思うのも本音です。
最近では、いっそRemote Appとかで、IE9を業務システム起動用の単独アプリケーションとして運用できれば、色々な問題から解決されるのではないか?とまで考え始めてしまいました。そんな中でWindows 10です。悩みは尽きませんね。

互換表示設定
結構分かりづらい場所にありますよね

(投稿者:ちゅん)

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端末の数を減らす=経費の削減

我社の業務では、パソコンを使用しています。ほぼ全職員の机上にはPCが配置され、日々様々な業務に使われています。ほんの10数年前までは、パソコンの「パ」の字も無く、せいぜいワープロの時代でした。これが、時代の流れっていうものでしょうか?

さて、狭い庁舎内には業務毎に沢山のNWが存在していますが、セキュリティの面から別物として構築するのが一般的でした。なので、庁舎内には複数のLANケーブルが錯そうしています。職員によっては、複数のシステム端末が必要となります。端末と言っても普通のPCなので、机上はPCだらけとなります。更に、GW、mail、インターネットや紙と鉛筆代わりのoffice用に「情報系」と呼ばれるPCも全職員に配備されます。机はどんどん狭くなり、OA機器のスペースは増え続けています。そこで、僅かな抵抗が「プリンターの集中管理始まる」「木工作品その1・量産型」でした。しかし、これだけではダメです。究極は、端末PCの削減。つまり共用です!これが可能であれば、スペース確保の他、大幅なコスト削減も期待できます。数年前から、この共用手法による整備を手掛ける自治体の噂を耳にするようになりました。我々も情報収集を始めており、基幹業務系(総合行政)と情報系の端末は共用の方向で・・・。

この複数のシステムを共用端末で利用可能とする仕組みが、FW(Firewall、防火壁)です。炎(外敵=意図しない通信)を遮断する壁です。これで、論理的には全くの別システムとして共存できます。ちなみに、住基ネットや現在整備中のマイナンバー等もFWの仕組みを使い、必要データのみを受け渡しさせセキュリティを確保しています。FWによる論理的分離は、業界の手法として確立しています。

さて、ここに来て「6月12日文書」なるものが、物議を醸しています。物理的な完全分離を促して・・・?現場の市町村は、迷走しかけています。我社の現状としては、幸いにも出遅れたため?物理的に完全分離されているので、問題はありません。でも、本当に端末の共用はダメなのでしょうか?何か明確な基準は無いのでしょうか?最後は「各自治体のセキュリティポリシーの問題です。」と、これもなるのでしょうか?愚痴を言いながら、にわかはまた悩みます。

今はCPU切替機で
CPU切替機ではなく、物理的に端末を減らしたい。

(投稿者:92)

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液晶一体型PC

ども。
事務仕事に取り掛かろうとすると電話が鳴る担当ちゅんです。

とある案件で、PCを調達することになりました。今回は珍しく?ユーザーの希望を聞いて、好みのタイプのPCを調達することになり、希望調査をしていました。

通常、PCのタイプといえば大きく分けて2種類で「デスクトップ型」か「ノート型(ラップトップ)」のどちらかです。それが決まったら、具体的にCPUのスペックやメモリ・ストレージの容量などの細かな仕様に移っていきます。
今回の場合も、特段何も考えずに「デスクトップとノートどちらがいいですか?」と聞いていたのですが、どうやらその選択肢では不足だったようで、現場からクレームが・・・。聞けば「一体型じゃなければ困る」ということのようです。

ここにきて、まさか「第3の選択肢」があるとは思いませんでした。一体型PCとは、モニタとPC本体が一体となったデスクトップPCのことを指します。「ノートPCと何が違うんだ」と言われれば答えに困ってしまいますが、つまりは、

 ・ノートPCよりも画面のサイズが大きく、
 ・キーボードとマウスがPC本体とは別に接続され、
 ・PC本体がモニタ側に内蔵されているため省スペースで、
 ・やけに家電っぽい

のが一体型と呼ばれるPCでしょうか。結局はあくまでデスクトップPCのカテゴリーに属している変則的なPCという扱いなのかもしれません。
これの良いところは、通常のデスクトップPC並みの画面サイズを確保しながらも、デスク周りを占有せずに済むというところでしょう。場合によってはマストな選択肢ですし、行政職場でもわざわざ一体型を指定して調達しているところがあるという話を聞いたことがあります(理由はよく知りませんが)。

ただし、保守をする立場の人間からすれば、これはかなり厳しい選択です。
万が一、モニタが故障した場合、PC本体が無事であっても一式で交換修理が必要になることも。また、部品も汎用性がなく特殊なものだったりして、プライベートで何度か一体型PCを修理した経験があるのですが、かなり苦労した経験があります。これが職場に導入されるとなると・・・正直、故障しないことを祈るばかりです。
逆にいえば、故障時の保証サービスなどが万端な場合(交換品先出しなど)は、どこが故障したのかなどの一次診断不要で、ポンと交換してお終いにできる話でもありそうなので、贅沢な環境かもしれませんが、そういう選択肢もアリなのかもしれませんね。

一体型PC
富士通さんのウェブサイトより。まさにメリットはコレですが・・・。

(投稿者:ちゅん)

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ウェブサイトも模様替え?

帰り際に、ちゅんのパソコン画面を覗くと、見慣れない・・・じゃなくって見慣れた写真が!それは、中学校の校舎全景を撮った写真でした。

確か・・・N中学校のウェブサイトのTOPページは、こうじゃ無かったはずです。今までも、校舎を正面から撮った写真はありましたが、何か違います。でも、この写真はこの学校に間違いありません。よくよく見ると、かなり高いところから、俯瞰した写真となっています。ちゅん曰く「ドローンですかね?」確かに、今話題のリモコンヘリコプターから撮ったように見えます。かなりイイ感じです。感心したのは、この写真だけではありません。運動会での勝利を喜ぶ生徒の姿や、花壇整備の様子、教室で先生の笑顔などなど全ての写真が入れ替わっているではありませんか!!更にフッターまで。(作業はちゅんがやったようですが)全部がそれはイイ感じです。やっぱ、学校のウェブサイトはこうですよね。

にわかの部署では、町内の小中学校のウェブサイト構築支援も行っています。と言っても担当はちゅんですが・・・何か?このN中学校は、その記念すべき第一作でした。でも、この学校は凄いんです。先生方が順番でブログを毎日更新してるんです。それと「フォトギャラー」も律儀に凄いんです。何がって、毎日の給食が写真付きで紹介されてるんです。貴重なアーカイブになりそうな予感です。それと、イベントのお知らせをウェブサイトに掲載する学校はありますが、ちゃんと終了時に「お礼」も載せています。我々も見習わなければ・・・。

ウェブサイトは、皆で育てるものだと思います。しかし、現実は担当者任せになりがちです。でもN中学校のウェブサイトは、上手く先生方で維持されている、優良例だと思います。

野田生中学校全景
是非一度ご覧頂きたい、N中学校のウェブサイト。でもこの写真、ドローンでしょうか?

(投稿者:92)

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色見本

ども。
グレーのことをねずみ色と呼ぶ担当ちゅんです。

第2職場でのネットワーク構築業務も、いよいよ設計の段階から工事の段階に移ろうとしています。後にも先にも経験することがないであろう巨大な規模のネットワーク構築。非常に大変な仕事ではありますが、その分やりがいもあります。

本日は、実際に引き回すLANケーブルの色を決める打ち合わせ。LANケーブルの色といって頭の中に思い浮かぶ色って何でしょうか。我が社では青系が多いですが、特定の目的で利用するネットワークではわざと珍しい色を使っていて、赤、桃、黄、橙、白、緑などはすでに使ったことがあります。もちろん黒もあるのですが、電気系のコードは黒系が多いので、混同することを恐れて滅多に使いません。

そうした中で、今回、業者さんから提案された色は「若草」。偶然にも、身近な場所では一回も使ったことがない色で、かつ目立ちそうでなかなかいい色です。そして、呼び名が実に渋い。この色を「黄緑」と呼びそうになるところを、あえて若草と呼ぶネーミングにも惹かれ、即決でした。
今後、この若草色のケーブルが数百本、総延長にして数十km分も建物の中を引き回されることとなります。もちろん、カテゴリー6です。

色見本
ちなみに、ねずみ色は「灰」。

(投稿者:ちゅん)

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