熱暴走

ども。
暑いです。担当ちゅんです。

人間だって暑いのですから、コンピュータにとっても過酷です。近頃、熱暴走が疑われる案件で入院してくるPCが多くなってきました。
言わずもがな、ここは北海道です。世間一般の常識では「避暑地」であるはずで、そんな北海道でなぜ?と思われるでしょうが、避暑地であるがゆえに、クーラーが無い。これに尽きます。そのため、部屋の体感温度は本州よりも暑いのでは?と思われる日々が続いています。

でも、通常は気温が高いだけで熱暴走に至るとはなかなか考えられません。そういうPCはだいたいがファンに埃などが詰まっていて、うまく放熱できなくなっています。気温と放熱不良のコンボ。対処方法としては普通にファンのゴミを掃除するだけで終了となる案件がほとんどです。

熱暴走するとPCはどうなるのか?という話ですが、ほとんどが突然パツンと電源が落ちる症状です。もちろん、その前にはCPUファンが全開になるなどの前触れもあります。
で、これの恐ろしいのはサーバー機器で起きたときです。過去に、サーバー室のクーラーが間に合わず、室温がどんどん上昇して次々に熱暴走を起こすという「事故」を経験しています。サーバーが吐き出した高温の排気を別なサーバーが吸い込み・・・という悪循環。ちなみに、このときはクーラーを増設するという対応をとらざるを得ませんでした。
今時のサーバーは消費電力も低くて、さほど発熱しないようになってきたようですが、それでもクーラーが故障したらアウトだと思われます。

今はサーバー室は快適です。こんな日にサーバー室で仕事があればよいのですが・・・。なかなかうまくいかないものです。

写真
熱暴走だと思ったら、本格的に壊れてしまっていたPCも。合併症?

(投稿者:ちゅん)

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e-ネット安心講座in落中

先日ちゅんの担当した八雲養護学校に続いて、今度は私が、落部中学校でe-ネットキャラバン「インターネットの安心安全な使い方」講座に行ってきました。体育館、暑かったです。

明日から夏休みという事で、全校生徒を前に午後からの50分の講座開催となりました。頂いた資料では、生徒の携帯電話保有率は約60%です。内、ガラケーって何%あると思いますか?答えは0%!つまり、皆さんスマホなのでした。まあ、当たり前ですかね。その用途ですが、これまた約60%の方々が"L"で始まるSNSが1番で、メールが2番、ゲームが3番のようです。・・・?電話って用途は??当たり前すぎて、回答選択肢にありませんでした。これも当然かな。

さて、全校生徒+先生+PTAの皆さんの前で、インターネット(スマホ)の表と影をお話ししてきました。パワポ教材は、中高生用の最新版(20150414)です。教材ビデオは「何のためのスマホ」を1本です。参考として「Rethink」を少し紹介して、予定時間を若干?押しての1時間でした。一番眠たい午後1番の講座でしたが、落中生の皆さんはとても真剣に聞いてくれました。流石です!

さて我々、ネット技術を悪者にしないためにも、ご要望があればどこへでも行きたい思います。e-ネットキャラバン詳しくは、こちらをどうぞ!

落部中体育館にて
プロジェクターの調子が・・・?急遽、大型TVにHDMI接続となりましたとさ。

(投稿者:92)

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ガイドライン勉強中

ども。
久しぶりに丸一日デスクワークの担当ちゅんです。

ということで、こういう日は普段なかなか出来ていなかった勉強を。この業界、とにかくガイドラインだらけです。というより、ガイドラインでもなければ、いちいち関連法令などを読み解いていかなければならないわけで、やってられません。ガイドラインとは「政府や団体が指導方針として示す、大まかな指針。指導目標。」とネットで出てきました。つまり、ルールですね。

本日、じっくり読み込んでみたのは「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン(厚生労働省)」です。電子カルテで扱う患者情報などをどのように管理・運営していく必要があるのか、病院内のLANはどのような仕様で構築する必要があるのかなど、今まさに知りたい内容。根拠法令を示しながら、具体的な対策手法も網羅しており、とても親切で分かりやすい内容でした。これは病院だけではなく、自治体業務にも十分活かせる内容で、非常にお勧めできるものだと感じました。興味があればリンクを張っておきましたので、ぜひ。
(・・・が、全てを完璧にやろうと思うと、かなりハードルが高いものになります。)

現場のSE的な視点で、ガイドラインをしっかり読んでおく大切さを語るとすれば、第一にはうっかりミスで法令違反をすることがなくなることがあげられますが、もう一つの大きいところとして、職員に対して「ガイドラインの定めなので・・・」とご案内してご理解を求めるなんてことが可能になる点があげられるかなと。そういう意味では「理論武装」という意味合いも併せ持つような気がします。

自治体のネットワークでいえば、今はマイナンバー対応などでホットな状況。こちらのガイドラインについてもしっかりと読み込んで、きちんと運営することで安心・安全を担保しなければならないなと思っています。

ガイドライン
100ページを越えるガイドライン。でもかなり読み応えあります!

(投稿者:ちゅん)

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intel NUC

以前から少し気になっていたインテル社のNUCを、この連休にいじる機会を得ました。NUCとは、インテルの提唱する"Next Unit of Computing"と呼ばれる小型パソコンのシリーズです。小型というサイズだけに着眼すれば、最近はスティックPCなるモノもあります。サイズは、太めのUSBメモリー程度と驚きの小ささです。しかし、性能的には鉄腕なので、バリバリと酷使するには・・・。

そこでやはり、NUCです。安価でそれなりのモノから、i3、5、7と高性能なものまで揃っています。筐体のサイズもCDケースより小さい115mm×111mmで厚みもわずか32.7mmです。ストレージに2.5インチSSDやHDDも使うなら厚みが増し50mm弱となりますが、十分小型ですよね。そうして便利なのが、モニタ背面のVESAマウントに取り付けが出来ることです。これで一体型PCと同じような事も出来そうです。

このNUCは窓10に備えた調達なので、とりあえず窓8.1を入れ少し使ってみました。イイ感じです。そりゃ~、i5の64bitでRAMは8GB、M2型の256GB-SSD完璧です。VGAは内臓HD6000ですが必要十分、モニタへの接続はHDMI、他にThunderboltも付いていたりします。有線(Giga)・無線(802.11ac)LANも完璧です。鍵盤と鼠は、青牙で接続したらオシャレですよね。こんなの業務用には無理で・・・。

ちなみに、この素晴らしいNUCを何故いじれたか?それは、OSがインスト出来なかったからです。もうお分かりですね。このNUC、光学ドライブがありません。サイズから言っても当然ですよね。USB接続のドライブを用意する必要があり、このドライブを貸してとの電話だったのですが「見たいから、持っておいでよ!」と誘い、楽しい作業を奪ったのでした。これだけ楽しんでおいても、何故かこのNCUに触手が伸びません。何故って?それは・・・。

intelのnuc
これはNUC5i5RYHなので、少し厚いが十分小さい!それで高性能!!

(投稿者:92)

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さようなら Windows Server 2003

ども。
日焼けした腕が脱皮を始めた担当ちゅんです。痛い・・・。

ブログで「さようなら」と言うのが恒例になりつつあります。一昨日、惜しまれつつもWindows Server 2003(以下2003SV) のサポートが終了しました。ご家庭用ではないサーバーOSですので、かつてのXP騒動のような大きなニュースにはならなかったようですが、我々のようないわゆる「社内SE」と呼ばれる職種の方々にとっては、それはそれは戦々恐々としたものであったわけです。

IPA 情報処理推進機構:Windows Server 2003のサポート終了に伴う注意喚起
http://www.ipa.go.jp/security/announce/win2003_eos.html

なぜなら、2003SV で動作しているアプリケーションがあったとして、それがそのまま最新の 2012SV で動作するという保証は全く無いわけでして。・・・というより、ほぼアウト。その場合、サーバーOSの更新に引きづられる形でアプリケーションも更新しなければならなくなり、もっといえばハードウェアも最新OSが動作するスペックを満たす必要がでてきて、結局は全てを更新する羽目に。膨大な費用と、多大なリスクを抱えることになるのです(もちろん、サポート終了後も引き続き使っていくリスクのほうが大きいですが)。

さて、我が社の場合はどうかといえば、実は2003SV問題はほぼ100%解消済みの状態です。バックオフィス系の一部システムに2003SVが残っていますが、それも更新タイミングが若干ズレただけで、近日中に更新することが決まっています。
さして苦労することなくこういう状況に持っていけた大きな理由は、やはり「クラウド化」と「仮想化」にあったと思っています。

この数年「サーバー室からサーバーを減らそう」を合言葉にどんどんリプレイスを進め、総合行政システムやグループウェアなどはすでにサービス利用形態(クラウド)に移行済み。どうしてもローカルに置かなければならないサーバーは、管理用サーバーにHyper-Vで仮想化して集約。こういうことをしていたら、2003SVはいつの間にか、気がつかないうちに居なくなってました。そもそも、OSの耐用年数よりもハードウェアの耐用年数の方が先に来てしまって、そのときにわざわざ2003SVを指定して購入するような特殊なアプリケーションも無かったという話なのかもしれませんね。

2003SV
唯一の生き残りもあと僅かで任務終了となります。少し寂しい気もします。

(投稿者:ちゅん)

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