八雲学講座④「木彫り熊第三次ブーム到来!?」

こんにちは!八雲町公民館の ぐみ です。
前回に引き続き、八雲学講座の4回目レポート(最終回)です!

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第1回「やくも学ジュニア検定に挑戦!~あなたは小学●年生より賢いの?~
第2回「公民館をデザインした有名建築家 田上義也さんと八雲の繋がり
第3回「八雲馴染みの味『おぼこ漬け』のお話~味と名称を今に引き継ぐ~
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最終回の講座テーマはズバリ!
「木彫り熊”第三次ブーム”到来!?~木彫り熊発祥100周年を目前にして~」

受付では木彫り熊ペーパークラフト(右)もお出迎え。

講師は、八雲町木彫り熊資料館学芸員・大谷茂之さんにお願いしました。

講座の様子

いよいよ来年は八雲町における木彫り熊発祥「100周年」を迎える節目の年。
100周年を目前に控え、町外からもますます注目を集めている八雲町の木彫り熊。
八雲町発祥とされる由縁の基礎講座に加え、各種メディアからの取材、町民有志による「クマ祭り」開催等、近年の木彫り熊を取り巻く盛り上がりについて解説いただきました。

講座の様子の写真

八雲の木彫り熊は鮭を咥えていなくて、まるまるとしていて、かわいい!

私も「木彫り熊」と言えば、鮭を咥えて、ツヤツヤ黒光りしていて、野性味あふれる獣感…というイメージでしたが、八雲の木彫り熊はまったく違うことに驚きました。
檻の中で飼われていた熊を見ながら彫ったから、鮭も咥えていないし、あまり動かないからすこし小太りな見た目。ひとつひとつが手作りで、作家によって作風もまったく違う、作家の人柄やその作成エピソードも面白くて、木彫り熊愛好家さんが夢中になるのもよくわかります。(わたしも「この人の作品が特に好き!」という”推し作家”がいます♪)

皆さんおなじみ、八雲開拓の歴史に大きく関わっている「徳川さん」と木彫り熊のエピソードは何度聞いても興味深く、その歴史的資料と、実際の木彫り熊数百体を一度に見ることのできる「八雲町郷土資料館・木彫り熊資料館」は改めて訪れていただきたい施設です。

道外での個展開催、紙面での特集記事も組まれるなど、発祥100周年を目前に控えますます注目を集めている八雲町の木彫り熊。(テレビでも取り上げられることが多く、その放送情報は八雲町LINE公式アカウント(@yakumo_town)「暮らしの情報」でも紹介しているそう。ぜひ登録してくださいね!)
八雲町の木彫り熊に関するお話はこんなブログではとても語り切れないのが悔しい限りなのですが、来年は資料館でもこのような講演会の企画があるそうですので、ぜひお越しいただき、直接その魅力と奥深さについて学んでいただきたいと思います。

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この講座をもって、今年度の八雲学講座はすべて終了となりました。
今年もたくさんの方に受講いただきありがとうございます!
フロアからの質問を通してさらに講師の解説もふくらみ、全体として新たな学びにもつながる、有意義な講座が展開できました。(受講生の方の熱量が凄まじく、いつも熱気あふれる講座でした!)

来年の八雲学講座も、「知れば誰かに話したくなる、知られざる八雲のひみつ」をテーマに、様々な切り口(学習テーマ)で八雲町を深堀りしていきたいと思います。

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八雲学講座③「八雲馴染みの味『おぼこ漬け』のお話」

こんにちは!八雲町公民館の ぐみ です。
前回に引き続き、八雲学講座の3回目レポートをば。

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第1回「やくも学ジュニア検定に挑戦!~あなたは小学●年生より賢いの?~
第2回「公民館をデザインした有名建築家 田上義也さんと八雲の繋がり
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第3回目の講座テーマはズバリ!
「八雲馴染みの味『おぼこ漬け』のお話~味と名称を今に引き継ぐ~」

講師は、八雲漬物研究グループ代表の、小武方寿一さんにお願いしました。

朝から雪が降り積もる中、たくさんいらっしゃってくださいました

八雲町の学校給食でも採用されている、町民にとってはふるさとの味「おぼこ漬け」をご存じですか?
特徴的なルビー色、八雲の子どもたちは毎年必ず給食で食べている「ふるさとの漬物」って一体…!?
そのルーツと団体発足エピソードについてお話しいただきたいと思い、企画しました。(わくわく)

講師からエピソードたっぷりにお話しいただきました

もともとの始まりは、八雲町の農家のお母さんたち。
余った野菜を持ち寄って漬物を作り始めたんだとか。
はじめは山越にあるグループ所有の建物を使っていましたが、町外からも視察を求めて訪れる方が多く、八雲町が平成9年に活性化施設を建設。以降はこちらを拠点に製作しているんだそう。

北海道八雲町の自然が育てた おふくろの味「おぼこ漬け」。
由来は、おなじみ八雲町の「おぼこ岳」からとったのも理由の1つなんだとか。
八雲の自然が育てた野菜を使い、規格に関係なく採れた野菜すべてを使って手作り。保存料や着色料は一切使っていないんだそうです。

漬けていると不要な葉っぱや欠片が出てくることもあるそうですが、そうしたものも集めて「ピリ辛大根漬け」として漬ける、それでも余った漬物は細かく切って畑へ戻し、それがまた次の漬物の材料になる…採れた野菜は余すことなく100%使用しているということですね。

学校給食で年に数回登場している「おぼこ漬け」。
札幌などの都市部で販売している催事では、八雲出身だという方が「懐かしい!」と手に取ることもあるんだとか。なんてほっこりするエピソードなんでしょう…。

また、「おぼこ漬け=ルビー色の漬物!(大根のぶどう漬け)」という印象を持たれることが多いそうですが、実際にはそれだけではなく十数種類ある、漬物の総称(おぼこ漬け)なんだそうです。

なんと、講師から受講生に「おぼこ漬け」のお土産もいただいてしまいました…★

農家のお母さんたちが旗揚げした「八雲漬物研究グループ」。
今は高齢化により皆さん引退され、2代目として息子さんである小武方寿一さんが秘伝のレシピをお母さんたちから引き継ぎ、現在は代表をつとめていらっしゃいます。
「自分のところで作っている野菜だからこそ、美味しく漬けることができる」という小武方さん。
これからは新たな味の漬物も開発していきたい、と話されていました。

「うちの地元じゃこんなご当地漬物があるんだよ!」と言える八雲の子どもたち。
八雲ならではのご当地フードがあるっていいな、と感じる講座でした。

八雲漬物研究グループさんについて(渡島総合振興局さまのページ)

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八雲学講座②「公民館をデザインした有名建築家」

こんにちは!八雲町公民館の ぐみ です。
前回に引き続き、八雲学講座の2回目レポートをば。

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第1回「やくも学ジュニア検定に挑戦!~あなたは小学●年生より賢いの?~
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第2回目の講座テーマはズバリ!
「公民館をデザインした有名建築家 田上義也さんと八雲の繋がり」

講師は、八雲町郷土資料館学芸員の、柴田信一さんにお願いしました。

講座の様子

皆さんは、八雲町公民館(そして、八雲町役場も)が、有名な建築家によってデザインされた建物だということ、ご存じでしたか?
その方の名前は、田上義也(たのうえよしや)さん。
八雲町との知られざる繋がりを解説いただくとともに、その特徴的な設計について、館内見学ツアーを通し学ぶ内容で企画してみました(うきうき)。公民館には田上義也さんファンだという方がときどきいらっしゃって、館内や外観をご覧になることがあって、気になっていたんです

田上義也さんは、あの帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライト氏に師事し、札幌や小樽、函館、旭川にもたくさんの代表的な田上建築が残っています。(札幌市では北海道銀行本店や教育文化会館、旭川では旭川美術館など。へぇ~!)

八雲町役場の建築にあたっては、「平和な町民の精神とユーラップ川の流れ、内浦湾の静かな波のリズムをそのままデザインに託した」と説明されたそう。改修工事前(建設当時)の貴重な写真も見せてもらいました。

八雲町公民館の建設には、多額の公費とともに、町全域からの募金によってまかなわれた…というエピソードもあり、ちょっと胸が熱くなったり…。
ステンドグラス調の装飾と幾何学的なデザインを多用した建物で、玄関部分にある左右対称のポーチが田上建築として特徴的、と言われているそうです。

ほほう…。

講話終了後は、柴田講師先導のもと、皆さんで館内見学ツアーも敢行。
館内の部屋の構造は建設当時から変わっておらず、その使用用途が変わっているだけなんだとか。(確かに、今も「石炭庫」と表示がついている部屋がありますが、そこは道具庫になっているし、いまの「パソコン室」は昔は「郷土資料室」だったんだとか。へぇえ!)

館内見学ツアーの様子

長く八雲にお住まいで、昔から公民館を利用されている受講生の方からは、「昔はここ、吹き抜けだったよね~」「懐かしい~」という貴重なエピソードも。

ベランダに出てステンドグラスを見上げるの巻

70年以上町民に愛されてきた公民館も、令和8年度で移転予定。
公民館機能は八雲町役場(新庁舎)に含まれることになっています。
ちょっと寂しい気持ちがしますが、この機会にいまの公民館も、新たな目線でじっくり見てみてもらいたいと思いました。

 

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八雲学講座①「やくも学ジュニア検定に挑戦!」

こんにちは!八雲町公民館で勤務している ぐみ です。
昨年もこのブログで開催の様子をリポートしていた
公民館生涯学習講座の1つ「八雲を知ろう!八雲学」。

今年の八雲学講座のチラシ

今年も八雲にゆかりのある方を講師に招いて学ぶ、八雲の歴史、文化、自然環境など…バラエティに富んだ全4講座です。(講座の詳細はこちらをクリック

今年は22名の方からお申込みをいただきました

10月26日(木)には、第1回目となる講座を開講しました。
講座テーマは、ズバリ!

「やくも学ジュニア検定に挑戦!~あなたは小学●年生より賢いの?~」

地域を学び、郷土への愛着を育むことを目的に、町内の小学校3年生~6年生を対象に実施されている「やくも学ジュニア検定」。
その検定問題に大人も挑戦することで、意外と知らない八雲町の歴史や文化を改めて学び直すとともに、いまの子どもたちが学校で学んでいるふるさと学習について知ろう!という目的で企画してみました。(うきうき)

講師は、八雲町教育委員会学校教育課参事の小林卓也氏

いまの小学校では、どんな社会科学習が行われているのかを教わることができました。
昔は教科書に書いてあること、先生が話すことを学ぶことが多かったですが、今の子どもたちは「自分で調べて、考える」「仲間と調べて、考える」といた課題(問題)解決型の学習をしているのが特徴なんだとか。
検定問題の出題元にもなっている、子どもたちが学校で実際に使っている副読本「わたしたちの町やくも」も試し読み…。

副読本「わたしたちの町八雲」

八雲ならではのご当地ネタがたくさん載っていて、とても興味深かったです。
これは、大人が読んでも面白い!

やくも学ジュニア検定の問題冊子

講座の最後には、(もちろん事前学習なしで)実際に「やくも学ジュニア検定」を受講生の皆さんで解いてみました。

みなさん、真剣!

「い、意外とわからないぞ…!」という声や、
答え合わせのときには「え~!これが答えなんだ!?」
という叫びも聞こえてきたりして、大盛り上がりでした(笑)
子どもたちもなかなか満点を取ることは難しく(なにせ副読本まるまる1冊が検定の出題範囲!)、小学校3年生から始めて6年生まで、4年間チャレンジを続ける子もいるんだとか!

副読本「わたしたちの町やくも」は、たくさんの町民の協力を得ながら作成しているそうです。
ちょうど来年度から改定となるそうですが、現在使われているもの(第15版)は、八雲町立図書館、八雲町郷土資料館でも閲覧することができるそうですよ。ぜひ読んでみてくださいね。

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社会教育課の事業がラジオで紹介されました(青年問題研究集会)

今シーズンはじめて転倒しました。社会教育課のぐみです。
全体重を受け止めた左腕が時間を追うごとに痛みを増しています。うう。

さて、今日は事業のご案内です。
社会教育課では、2月24日(金)・25日(土)に「青年問題研究集会」という事業を開催します。
この集会は、自分の活動や仕事、地域や暮らしの中での問題や、活動の実践を持ち寄り、ひとりの課題をみんなの課題として考える場です。
忙しい現代において、自分の考えをじっくり話すこと・聞いてもらう機会はとても少なくなっていますが、この集会に参加した方が、仲間との語り合いを通して今後の活動や人生がますます豊かになることに期待し、実行委員会とともに毎年開催しています。

今年の開催テーマは、
「地域を動かすのはわたしたち~みんなで作る未来・社会・まち~」。

1日目の記念講演では、HBCラジオ「ナルミッツ!!!」にもご出演され、
リスナーにとって分かりやすく・前向きで・身近な経済のお話をされる経済ジャーナリスト・堀 浩司(ほり ひろし)さんをお招きし、
「身近な経済から学ぶ、物価高とこれからの生活」と題したご講演をいただきます。

連日ニュースを賑わせている経済報道。
自分たちの暮らしをより良く、元気なまちづくりを進めるために必要なことは何か、今年は経済という切り口からいっしょに考えてみませんか?

そして、実は本日!
HBCラジオ「ナルミッツ!!!」さまでも、この事業のご紹介をしていただきました。
(HBCラジオさん、ありがとうございます~!)
(「たまたまラジオを聞いていたら、八雲・青年問題研究集会、というワードが聞こえてきてびっくりしたよ~!」という声もちらほら!)

パーソナリティーのお二人にも、とても丁寧に事業のご紹介をしていただきました。
(プロの説明ってすごい…わかりやすい…と感動…)

聞き逃した方、もう一度聞きたいという方は、radikoを使って聞くことができますよ。

気分上昇ワイド ナルミッツ!!! | HBCラジオ | 2023/02/10/金  09:00-12:00
https://radiko.jp/share/?sid=HBC&t=20230210101049
(番組開始1時11分後頃からお話しされています。)

「いま、まさにストライクな話題ですよね!」
「堀さんによる、ためになる・前向きで笑顔になれるお話、みなさんでぜひ聞きましょう!」
とご紹介いただきました。ありがとうございます!

青年はもちろん、内容に関心のある方なら世代を問わずどなたでも参加大歓迎です。
(記念講演のみの参加もOK!)皆さんのご参加・お申込みをお待ちしています~!
「八雲町青年問題研究集会」の紹介ページはこちら

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