先端技術の活用実験

ども。
年末が近づき、体力のゲージもゼロに近づいているような気がする担当ちゅんです。あと1週間・・・

ついに全職員に新しい業務用PCが行き渡りました。PC入れ替えのミッションとしては一段落ではあるのですが、ここはあくまで通過点。次はいよいよMS365の本稼働で、電子メールの切り替えやTeamsの職員説明会など、まだ目の前には大きな山がいくつか残っている状況です。

そんな説明会の準備で、そろそろ日程を決めようと考えていたのですが、「ペーパーレス化の取り組みやビデオ会議などの説明をするのに、オフライン限定で説明会をやるってのはどうなのかな」と自問自答をしていました。
コロナ禍以降、職員が一斉に集まっての会議・研修は、何か特別な理由がないと難しいといったような風潮になりました。仮に集合形式であったとしても、ビデオ会議による同時配信(ハイブリッド)がなんとなく必須のような空気。まして、DX推進部門としては「リアルタイムの強制(電話など)は相手の時間を奪う行為なので慎重に」などと説明をする立場でもあり、そういうことを考えると、今回については「事前収録・オンライン配信」の形式にしなければならないなと、そう思いました。

説明動画の作成についても「せっかくだから音声を合成で作ったらどうか?」となり、ずんだもんで有名なVOICEVOXをダウンロードして、せっせと何かを作りこんでいく隣席てんちょ。「ある程度できました」となって一度聞かせてもらったんですが、やはり技術の進歩はすごいです。テキストを書いて再生ボタンを押しただけで、特に何の調整もしていないのですが見事に音声が再生され、「動画にこれを埋め込んだら完成でいいね」となりました。

後は質問はMicrosoft Listsから出力するフォームで受け付けて、その通知をTeamsに送って・・・のような感じで、さながら、我々の実施する説明会は「先端技術の活用実験」みたいな感じになってしまいました。ただ、それでいいんだろうと思います。過去、某企業の自治体DXセミナーの案内がFAXで届いてすごくがっかりした経験もあり、やはりDX部門の我々としてはやりすぎなくらい尖ってもいいだろうと。やりすぎちゃうと内容が頭に入らないことになりそうなので、バランスは大切にしつつ、少し大胆に攻めてみたいと思います。

VOICEVOXでも、さすがに「ずんだもん」は攻めすぎなのだ

(投稿者:ちゅん)

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ようやく終わった端末配備

てんちょです。気が付けばもう少しで年末です。年々、1年の経過が早くなっているように感じます。

大詰めを迎えた端末の入れ替え、ついに最後の4台が終わりました。これらは少し手を出しにくい個別ソフトウェアが入っていたこともあり後回しになっていました。昨日、端末へクライアントソフトのインストール、データをファイルサーバへ移行などの作業を業者さんに行ってもらい、配備準備が完了。途中でVisual C++2008がインストールできないトラブルがありましたが、無事に移行作業が終わりモニタなど周辺機器の配備もこれで完了となりました。終わりが見えなかったモニタの開梱作業もこれで最後かと思うと楽しいものでした。

これでようやく配備は終わりとなりましたが、一部で後回しにしていた個別ソフトのインストール作業が残っています。せっかく365も使えるようになったので、個別ソフトウェアのインストール申請をFormsで行い管理してみようと考えていますが、SharepointのリストにFormsが追加されていたので、Formsで申請受付→リストへ追加→teamsに通知で管理するのが良さそうです。

振り返ってみると、もう少し効率よくやれたんじゃないかとか、残業してでもキッティング進めておけばよかったかなというところもありますが、先日ちゅん氏が書いていた通りこれ以上の台数は2人では不可能だったんじゃないかと思います。今回の配備からキッティングにプロビジョニングを使用したり、プリンタの配布をポリシーでの共有に変更したりと色々なことにも挑戦しましたが、特にプロビジョニングパッケージの作り方なんかはもっと手間を省くことができる可能性はありましたね。あとはキーボード・マウスはコスパ重視で考えていましたが、誤入力が多かったりするようなのでもう少し良い物にしてもよかった気もしています。次に活かしましょう。

本当に長い作業になりましたが、職員の皆さんのご協力のおかげでどうにか無事に年内に終えることができました。ありがとうございました。本格的にMicrosoft365の運用を開始したことで業務環境が大きく変化していくことになりますが、うまく活用していけるようにサポートしていけたらと思います。(たぶんここからが大変なんだと感じています)


改めて見ているとこの構成は自治体の環境としてはかなり攻めた感じがしますね。

(投稿者:てんちょ)

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下り最大200Mbps

ども。
寒暖差によるアレルギーが発生中の担当ちゅんです。

PCの総入れ替えが終了の時を迎えようとしています。感動のフィナーレについてはブログの順番的に隣席てんちょ氏が書くことになると思われますが、想像どおり大変な作業でした。たぶん、300台のPC入れ替えを自前で(2人で)行うという行為、閾値なんじゃないかと思います。これよりも台数が多くなればお金を払ってキッティング作業を依頼するか、人を増員して対応しないと物理的に不可能ではないかと。まるで、そんな検証でもしているかのような日々でした。

そのあたりは後日詳しくレポートするとして、本日はそのPC入れ替えに伴うネットワークのこと。MS365向けの通信が増大しすぎて既存のネットワーク設備ではトラフィックを捌ききれなくなったことについては以前も記事にしました。その後、しばらくは調子よく運用できていたのですが、12月に入った頃からまた調子がおかしくなりました。

今回、365向けの通信については別な回線に逃がす、いわゆる「ローカルブレイクアウト」の環境を構築して様子を見ていたのですが、どうやらその回線自体の速度が大きく低下したと。回線事業者に原因を探ってもらったら、某OSのアップデートが重なったことなどが原因で全国的に速度が落ちていると。これまでは帯域保証がされている回線である北海道セキュリティクラウドに向けていた通信を、自己責任で自前のベストエフォート回線に振り向けたものなので、その部分の速度が落ちても誰にも何も言えないというジレンマ。本当に、通信って難しいです。

ただ、黙って見ているわけにもいきませんので、ネットワーク保守事業者さんと対策会議。「この部分がボトルネックでは?」「そこはたぶん問題ない」「ではここはどうか」などと一つ一つ確認していく地道な作業です。が、そんな会議も終盤に差し掛かった時「あれ?」と。何に気がついたかというと、その回線、まさかの「下り最大200Mbps」だと。急遽ローカルブレイクアウトすることになって使った回線とはいえ、まさかギガではない回線とは・・・。急ぎ通信事業者に連絡したうえで、まずはここを1Gbps(ただしベストエフォート)に切り替えないと話にならないということで。ほんと、こんな感じで手探りが続きます。なるべくコストを掛けず、効果を最大化する作業はとても大変です。

下り最大200Mbpsこれを変更してもおそらく現象は改善しないところまでは見えていますが、さて。

(投稿者:ちゅん)

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証明書インストール

てんちょです。急な寒さで風邪をひきました。

先日、丸一日かけて行った消防署の端末更新。元の端末では共有アカウントで使用していたところを、Microsoft365の利用に伴って個人アカウントでログインしてもらうことに。端末は出勤する人数+αの台数となるため、数名で端末は共有することになっています。そのあたりは運用上問題なさそうでしたが、さっそくTeamsで証明書のインストールについて相談がありました。

証明書のインストール時に保存場所を”現在のユーザー”か”ローカルコンピュータ”を選択できますが、使用する職員が異動等で変わることもあるので基本的にローカルコンピュータでインストールしてます。これまで特に問題はありませんでしたが、どうも今回の証明書は個人で持っていないとダメなようで、複数人でログインする共有端末に個別に証明書を入れる必要が出てしまいました。

証明書のインストールに管理者権限がいるわけでもないので「ご自由にどうぞ」としてもいいところですが、インストール時にパスワード入力が必要なので一括で入れる方法を検討することにしました。資産管理ソフトで配布やグループポリシーのスクリプト配布を考えましたが、ユーザー毎に入れるということが難しそうだったので、結局パスワード入りのバッチファイルを共有フォルダに入れておき、使う人は入れてくださいねという運用になりました。

端末の更新がいよいよ大詰め。残りは1部署!と思っていましたが、実は2台保留にしていた端末がありました。端末自体は配布済みでしたが、CADソフトのインストールやライセンスの移行などで、ちょっと作業が重たかったので後日対応にしており、CADソフトインストールの目途が立ったので昨日実施してきました。これで残りは4台。長かった…。


通路の一部を勝手に占有して作業

(投稿者:てんちょ)

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大きな山を越える

ども。
年末が近づき、案件は「では年明けに」とする場面が多くなりました。今から年明けが怖い担当ちゅんです。

ですが、職員の業務用PCの更新だけは絶対に越年させない決意で、鋭意作業を行っています。先日は、当初計画の段階から「かなり大変そうだな」と思っていた消防本部のPC入れ替えを行いました。

消防署は他の部署とは異なり、1人1台のPC環境ではありません。なぜなら、24時間勤務の職場であり、1日勤務をすると翌日には別な署員と勤務を交代する形になるからです。1台のPCを2人~3人、場合によっては4人以上でシェアすることになるので、これまで行ってきた配備・運用とは若干ノウハウが異なるのです。

従来の環境であれば「八雲消防1」など共有アカウントを用意して使ってもらっていたのですが、MS365が導入となり、Teamsなどはあくまで個人アカウントでの利用となるので、「今後はPCの使用後に必ずサインアウトするか電源を切ってください」という運用を徹底してもらう必要があります。これをうっかり忘れてしまうと、意図せず他人のアカウントを利用することになり、情報セキュリティリスクにもつながるため非常に重要なことです。なので、そのことを説明しながらの作業です。

そんな中で半分程度の作業を終えた時でしょうか。「Teamsってすごいね」「便利になる」「こういう時に使えばいいんじゃないか」などなど、多くの好意的な会話が聞こえてきました。考えてみれば、Teamsなどのメッセージツールは、消防署のような勤務体制の、さらにいえば外での勤務が多い職場にこそ必要なのかもしれません。もしかしたら「なんだ、また難しいシステムが入ってきて面倒だな」「自分にはもう無理だ、わからない」という気持ちの方もおられるかもしれませんが、そうした中でも前向きに、積極的に使っていこうとされる職員の方には、なんだか励まされているような気持になりました。

さて、業務用PCの更新ですが、残すはあと1部署の4台となりました。いよいよ300台の更新プロジェクトもゴールが見えてきましたが、それが終わってから本番を迎える業務もまだ残っています。ネットワークの状態も相変わらず怪しいところもあり、気を緩めずに最後までしっかりやり抜きたいと思います。

作業中の風景相変わらず会議室を占拠し「すごい量ですね」と声をかけられるの図

(投稿者:ちゅん)

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