通信の逃がし先に苦労

ども。
もう3月も中盤。速すぎるよ~。担当ちゅんです。

Microsoft 365を本格導入してからというもの、もうTeamsが動いていなかった時代のことを思い出せなくなってくるくらい、職場内ではフル活用されています。ここまでスムーズかつ爆発的に運用が始まるケースって経験上はそこまで多くなく、文字にするとまさに「渇望」のツールだったのだろうと思っています。

そのことと並行して問題になっているのがネットワークトラフィックの大幅な増で、庁内LANの速度全体が落ちる現象を回避するため、今はMS365向けの通信を別な回線に逃がす「ローカルブレイクアウト(LBO)」によって、なんとか危機的な状況に陥らないよう対処しているところです。でも、それだっていつまた溢れてしまうのかわかりません。この悩みは、もしかしたら新庁舎に移転する令和9年度までに解決できない課題になるかもしれません。

さて、そんな中、最近「地域おこし協力隊の方が使っているネットワークが朝とても遅くて通信できないんです」とか「議会中継のためYoutubeに配信しているが動画が途切れ途切れになるんです」といったトラブル報告が上がってくるようになりました。
とても心が痛いのですが、その原因、実はMS365のLBOです。「別な回線に逃がす」なんて格好よく言いましたが、その別な回線ってどこだったかというと、今回速度低下が起きている回線だったのです。トラフィックの増は正直なもので、特に朝に集中する大量の通信で帯域が逼迫し、365以外の通信にも支障が出たということのようです。

こうして考えていくと、これから先、ますます「クラウド」の利用は進んでいくでしょうし、最終的にはゼロトラスト型のネットワークに移行していくかもしれない中で「爆発的に増えていく通信をどうやって裁いていくか」がとても大きな課題になります。内部のネットワークをいくら弄ったところで、外の出口はベストエフォートの光回線というのは、もしかしたらもう限界なのかもしれません。ネットワークって、快適に使えているうちは何にも思わないけど、遅くなったり止まったりした途端に急に「最重要課題」になっちゃう類のもの。便利の裏返しというか代償というか。仕方がないんですが、どうにかしないといけませんよね・・・。

teamsじわじわとアクティビティが増えているのがわかります

(投稿者:ちゅん)

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エラー頻発プリンタ

てんちょです。来年度も異動もなく無事に情報担当となりました。引き続きよろしくお願いいたします。

先日、とある施設からプリンタの追加依頼がありました。プリンタの追加については端末更新の際にグループポリシーでの共有プリンタ管理に切り替えており、セキュリティグループでプリンタを管理しています。ファイルサーバーにインストールしたプリンタを共有し、対象化のターゲットを所属のセキュリティグループにすることで、所属課で使用しているプリンタが配布される仕組みです。未だに配布されるタイミングがよくわからない問題は解決していませんが、おかげで端末配備のたびに全プリンタをインストールしたり、間違えて別なプリンタから大量印刷されるようなことはなくなりました。

今回はそもそも存在を忘れられていて端末配備時にインストールされていなかったプリンタを使いたいという依頼です。とりあえずIPを確認してみたところ、以前作成したプリンタの一覧にありました。これまでと同様にドライバをインストールして共有設定を行い配布。しかし「エラーになります」と連絡が…。エラーになりますということは、とりあえずインストールはされたということで、何か別な原因がありそうです。

プリンタにアクセスし、ログを見ながらテスト印刷をかけてみました。するとジョブ履歴に”強制終了”と表示されておりデータは飛んでいるけど何かのエラーで印刷できていない状況となっていました。さらにエラー履歴を確認してみたところ、2年ほど前から同じエラーコードを出し続けています。ジョブ履歴を再度確認し、過去の印刷を確認したところ最後に正常印刷できていたのが2018年…。どうやらどこかのタイミングで印刷できなくなり、スキャンやコピーだけで使用していたようです。

さらにプリンタのIPを確認してみたところ、設定画面にはxxx.xxx.xxx.100でアクセスしているはずなのに、設定画面に表示されているのはxxx.xxx.xxx.110のような感じで別なIPが表示されていました。謎ですね。ネットワーク設定を見てみるとこの謎のIPが入っていました。これが原因のようだったので正しい設定に上書き。これまで出ていたエラーも解消したのでこれが主な原因だったようです。テスト印刷も無事に完了しました。設定上のIPと実際のIPが異なってしまうようなことは初めてでしたが、こんなこともあるんですねー。


エラーが並んでいるのをみたときはただの故障だと思ってました

(投稿者:てんちょ)

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とある取材対応

ども。
年を重ねるごとに1年が短く感じられていくというのは本当だなと思っている担当ちゅんです。これ、「ジャネーの法則」というみたいです。

昨日はとある雑誌の取材を受けました。普段は作業着で出勤しているので、たまにスーツで出勤すると職員から「あれ?今日何かあるの?」と結構な頻度で声をかけられます。そのたびに「実は取材対応で・・・」と説明するのが、なんとも気恥ずかしいものです。
どんな雑誌にどんな話題で記事が掲載されるのかは、その時が来るまで伏せておこうと思いますが、何にせよ、我々のようなものを取材いただけることはありがたい限りです。

取材は記者さんが対面で1人、ライターさんがオンラインから1人、それに関係者が2人。我々対応側はいつもの2人です。いそいそと取材準備が進められますが、オンラインで参加しているライターさんには我々の姿をカメラで投影したいと。さらには取材中の音声を傍聴しつつメモを取りたいのでマイクもオンにしてほしいとのことでした。最初は記者さんのノートPCでやりくりしていたのですが、途中でライターさんから「音声が途切れてしまってよく聞き取れません」となりました。

「ノートPCだけでは映像も音声も不便ですから、こちらでWebカメラとマイクをお貸ししましょうか?」と伝えると「えっ!!」という驚きの表情。ですが、考えてみてください。どこで、誰と話をしていると思ってるんすか!ってなものです。
そこから相手はなすがまま。迅速にマイクとカメラをセッティングし、ライターさんも「ばっちりです!」ということで、やはりこういう時は情シスが役に立つなあと思います。

肝心の取材内容ですが、和気あいあいと会話をしつつ、あっという間に終了しました。・・・が、終了後はどっと疲れが。それはそうです。2時間半もほぼノンストップで話し続ければ誰でも疲れますよね。そして本日、取材対応のお礼メールが届いておりましたが、そこには「お二人ともブログを書かれるので、プレッシャーも感じますが、お気づきの点など、校正の中でご指摘いただけますと幸いです。」と書かれていて爆笑しました。本職の記者さんとライターさんにかなうわけないだろうと思いつつ、このような貴重な機会を楽しみたいと思います。

取材対応中の風景今度はぜひ弊ブログのことを取材してください!

(投稿者:ちゅん)

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編集でどうにかする

てんちょです。3月に入ってしまいました。今年の年度末は平日、しかも月曜日ですよ。情報担当のみなさん頑張りましょう…。

庁内向けに開催される説明会、会議室に職員を集めて開催されるものもありますが、動画の録画配信で行うことも多くなりました。今年度もDX推進全体方針やTeamsの説明会などこちらが主体で発信したいものだけではなく、選挙事務の説明会、集合研修を撮影したものをアーカイブ配信したりと他課の案件もやってます。おかげで動画編集スキルも向上してきました。

先日はあるシステムの説明会を動画配信したいということで、撮影と編集、動画の公開までをお手伝い。前半は趣旨説明、そこから業者さんから提供いただいた資料ベースの説明動画とデモ動画を挟んで、最後に補足説明の流れです。動画の撮影は前半と最後の職員の説明部分のみで、ビデオカメラとキャプチャデバイス等を使って撮りました。原稿や資料もしっかり作り込んできてくれているので、撮影もほぼ一発撮りで終わってくれるので毎回助かってます。

素材となる動画が集まってあとは編集するだけなんですが、業者さんの説明部分が思っていたより長いのもあって、ざっくりカット編集して繋げたところ1時間を超える大作となってしまいました。さすがにこれを公開しても見るほうが大変そうです。そこで資料の切替や説明途中の途切れた部分を細かくカットすることにしました。少しでも短く、それでいて違和感のないように…と頑張りましたが、出来上がった動画はどうにか1時間を切る程度。秒単位のカットを繰り返したところで数分の短縮しかできません。

そこで動画の速度をギリギリまで上げてみることに…110%、120%と上げていきましたが、思ったより違和感がありません。130%まで上げてみましたが、話者によってはこれでも普通に聞き取れるレベル。説明を聞き取りやすいように丁寧に喋ってくれていたことで、速度上げても違和感が出なかったのかもしれませんね。しかしながら長すぎると聞いてくれなくもなるので、ここは思い切って速度を130%に設定して編集をすることにしました。一部110%に戻しましたが、さらにカット編集も見直し、最終的に43分の動画に収めることができました。これで無事に公開されます。違和感なさ過ぎて言わなきゃわからないはずレベルに仕上がったので、再生速度を上げたことは喋っている本人には秘密。


よく「カメラの予約はどこでできますか?」と聞かれますが、私物です。

(投稿者:てんちょ)

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原因はUPSの故障?

ども。
2月をどうにかあと2~3日延長してもらえないかと感じている担当ちゅんです。

先週の3連休中に、とある出先部署で電気保安業務が行われました。全館停電の対応で、受電設備などの定期点検のようでしたが、現場から緊急の連絡(休日出勤お疲れ様です)。「検査が終わって電気を復旧したのだが、PCがネットワークにつながらなくなっている」とのことでした。
ひとまず電話で状況を確認すると、本来は点灯するはずの無線APのステータスLEDが全消灯しているということで、APが何らかの要因で起動できないことが原因であるとあたりをつけました。すでに夕方であり、私自身もすぐに駆け付けられる状況ではなかったので、翌日の対応とすることにして一晩様子を見てもらうことになりました。

翌日出勤後に確認するも状況は変わらず、現場に向かいました。APを接続しているPoEスイッチは問題なく動作しており、管理画面からステータスを見るも、エラーのログは見受けられません。ですが、APは起動していません。LANケーブルを抜き差ししてみたり、スイッチを再起動してみたりと、基本的な対処法は一通り試してみましたが、状況は改善せず。
周囲の状況も含めさらに確認を進めていくと、このPoEスイッチの電源は「UPS OUT」と書かれた赤色のコンセントに接続されていることがわかりました。さらに、このコンセントのVVFケーブルを辿っていくと、750VAのUPSに接続されていました。つまり「延長コードでUPSにつながっている状態」ということですね。

それで、もしかしたらUPSの不具合で「スイッチの動作に必要な電力が出力されていないのではないか」と推測。今どきのAPは、IEEE 802.3af(PoE)ではなく、802.3at(PoE+)が求められることがほとんどで、今回のケースもこれに該当します。最大で30ワットの供給が必要であり、その分だけスイッチが消費する電力量も大きくなっています。
だからといって、PoE以外の機能は正常なので「まさかね」と言いながら、試しに電源ケーブルを施設の壁にあるコンセントに接続。すると、その「まさか」が的中。これまでウンともスンとも言わなかったAPが元気に動き出しました。

再度電源ケーブルを元のUPS経由に戻すと症状が再現できることから、おそらく原因はこれで間違いはなさそうです。その後、UPSの様子を確認しましたが、なんと10年選手でした。故障とは断定できないものの、私が思い浮かべたストーリーとしては

  1. 停電作業により一時的に電力供給はUPSのバッテリーで行われた
  2. 復電後は商用電力に切り替わったが、その際に電圧が不安定になった
  3. スイッチへの電力供給が不足した
  4. 結果としてPoEでの電力供給ができなくなった

こんな感じではないかと。最終的には保守業者さんに診てもらうことになりますが、さて、予想通りとなるでしょうかね。

怪しんでいるUPSバッテリーのステータスは異常なしですが・・・

(投稿者:ちゅん)

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